社会環境が大きく変化する中で、
ベビー用品に求められるものは
何だろう。
今、子育てにも大きな変革が
求められている。
社会環境が大きく変化する中で、
ベビー用品に求められるものは
何だろう。
今、子育てにも大きな変革が
求められている。
RD-JPN 第2技術グループ
チャイルドシート技術担当
伊藤 圭亮
マーケティング部
WEBプロモーション担当
武藤 奈櫻
ベビー営業部 営業推進室
セールス・コンサルティンググループ
成松 駿介
武藤
コンビでは、ベビーカーなどの外出用品から哺乳瓶といった日用品まで、幅広い製品を扱っています。世の中にはたくさんのベビー用品があふれていますが、お客様が製品を選んでいく背景にはそれぞれ実現したいライフスタイルがあるはずです。
成松
出生率が低くなっているから、子ども一人に対する思いって強くなっていますよね。それに伴い、目指すライフスタイルも多彩になっているのではないでしょうか。でも、多くのママ、パパに共通しているニーズがあります。それは育児の不安を解消したいということ。理想のライフスタイルを実現するお手伝いをしながら、少しでも不安を取り除いてあげられたらいいですね。
伊藤
私が担当するチャイルドシートの開発では、まさに「不安の解消」が大前提であり、どこまでも追求すべき目標です。
武藤
チャイルドシートって、私たちの製品の中でも、少し特別ですよね。自動車部品に分類されると聞きました。
伊藤
そのとおりです。衝突時の安全装置ですから、法規によって機能や大きさ、形まで決められています。そして、その法規は自動車の進化とともにどんどん改正されていく。いかにして変化に適応した製品を生み出すか、私たちの腕の見せ所です。
成松
私は営業としてたくさんのお客様とお話をさせていただきますが「コンビなら安心だね」というお言葉を多く頂戴します。率直にうれしく誇りに思えますね。
武藤
長年の研究開発をもとに積み重ねてきた、安心・安全で実直なモノづくりという真髄は、きっとこれからも変わらずに受け継がれていくに違いありません。
伊藤
そうは言っても、安心・安全なモノづくりって、やっぱり大変。製品を設計し評価する中で、何度も衝突試験を実施しますが、最初から思うように結果を出せた製品はひとつもありません。落胆の連続を乗り越えて、製品をブラッシュアップしていくんです。そうして、ついに改善結果が確認できたときは、これ以上ないやりがいを感じますね。
武藤
開発部門の皆さんの努力には、本当に頭が下がります。こうして開発の裏側を聞くと、私ももっと多くの人にコンビのことを知ってもらいたいと、強く思います。
成松
武藤さんはWEBやSNSを使ったプロモーションを担当されていますね。 「#みんなコンビ」の企画が印象深いです。
武藤
この企画は、私が入社する前の企画になりますが、「育児をみんなのものへ」という子育てに対するコンビの思いが詰まっている、とても素敵な企画だと思います。
当時の担当者に聞くと、かなり思い入れのある企画だと言っていました。お客様や当社のメンバーから、赤ちゃんの頃のエピソードを募集したのですが、そのひとつひとつに目を通すうちに、とても心が温まったそうです。赤ちゃんでいる期間は、人生のうちのほんの数年間。その日々の中に、一生懸命に生きる赤ちゃんと、成長を願って毎日奮闘する家族の時間がたくさん詰まっているんですね。
伊藤
マーケティング部門や営業部門が、心に響かせるアプローチを工夫してくれています。私の方こそ頭が下がりますね。それぞれがプロフェッショナルな仕事を追求しているから、今のコンビがあると感じます。
伊藤
育児って、本質的にアナログな要素が大切だったりします。抱っこをして温もりを伝えたり、手間をかけて食べ物を柔らかく煮込んだり。だから、世の中の進歩と照らしても、ベビー用品には劇的な変化が起きにくいと感じることもあります。
武藤
マーケティングの分野では、新しくさまざまなデジタルツールが生まれていますが、ベビー用品そのものはデジタル化させにくいということですか。
伊藤
そうですね。ですが、この先ずっとアナログであるとも思いません。デジタルを活用して、どのような大変革が起きるのか。今はまだはっきりしたことは分かりませんが、もっと安全で快適な育児生活を手助けできる製品を作っていけると信じています。
成松
私が所属しているベビー営業部でも、デジタル化、IT化が進んでいて、新しいことに挑戦できる部署だと感じています。今後は、他社とのコラボレーションやコロナ禍といった環境を考えた新しい接客方法なども立案していきたいと思います。
武藤
私たちの実直なモノづくりの姿勢はこれからも不変ですが、一方で、この数年の間だけでも社会全体として大きな変化があり、ライフスタイルも一変しました。それに伴い、私たちの製品開発も柔軟に変化をしていかなければならないと感じます。開発担当だけではなく、社員みんなで気づきを持ち寄り、お客様のリアルな声をお聞きしながらモノづくりに取り組んでいきたいですね。