出産準備・ベビー用品選びは
いつから?
妊娠月数に合わせた
アドバイス
プレママ・プレパパレッスン講師監修

はじめての出産準備。わくわくしますが、
「何を用意したらいいの?」「出産準備はいつから始めればいいの?」
など、わからないことも多いのではないでしょうか。
このページでは出産準備を始めるタイミングや、
それぞれの時期で何をすれば良いのかを、
プレママ・プレパパレッスン講師がお伝えします。
【目次】
出産準備のスケジュール

産前にしっかり準備しておくことで余裕が生まれ、産後も落ち着いて子育てができます。
まずはベビー用品の出産準備を進めるにあたって、おおまかなスケジュールを確認してみましょう。


一般的に、出産準備は5ヵ月頃を過ぎて、安定期に入ってから始めることが多いです。そこで一番はじめにやっておきたいのが「赤ちゃんとの生活をイメージしてみる」こと。
これから色々なベビー用品を見ることになるので、その度に買う・買わないと迷う場面が出てきます。事前に赤ちゃんとの暮らしをイメージしておくと、自分たちにとって必要なものが分かるので、優先順位をつけやすくなりますよ。
また、悪阻の症状が和らいで体調が安定してきたら、プレママ・プレパパレッスンや両親教室に参加して必要なものや、やることを確認しておきましょう。6ヵ月頃から準備するもののリストを作って、7ヵ月頃~をメドに、優先順位が高いものから購入を進めるのがおすすめです。
9~10ヵ月頃には買い漏れが無いか最終チェックをしましょう。
10ヵ月に入ると、いつ陣痛が始まるか分からず、遠出してのお買い物は難しくなります。また、予定日より早く、お産が始まることもありますので、ギリギリまで準備するのではなく、9ヵ月頃には出産準備のメドがついていると安心です。
気を付けたいポイントとして、産後1ヵ月頃まではママは体の回復期となり、赤ちゃんのお世話もあるため、外出が難しくなります。「産前の準備は最低限で、必要になったものを産後に買い足し」でも大丈夫ですが、できれば産後1ヵ月以内に使用するものは、産前に準備しておくと安心です。
最近はママが産休に入ってから一気に準備・購入を進める、という方も増えてきています。もちろんそれでも問題ありませんが、産後の生活をイメージしたり、夫婦で相談したり、といったことは妊娠中期から始めておきましょう。そうすると、出産準備もスムーズに進められますよ。
-
ベビー用品の準備の進め方
チャイルドシートやベビーカーなど、ライフスタイルによって求める機能性が異なるものは、早めに検討を始めましょう。入退院の送迎が自動車であれば、チャイルドシートを産前に準備する必要があります。早めに用意しておくことで、取付け方や、乗せ降ろしの仕方を予習できますよ。
ベビーカーは、「必要になったタイミングで購入しよう」と考える方もいますが、A型のベビーカーであれば生後1ヵ月から使用できるので、これ!という決まったものがあれば、産前に購入するのもおすすめです。お宮参りや通院などに使えたり、赤ちゃんが小さい内からベビーカーに慣らしてあげられるというメリットもあります。
赤ちゃんの肌着やベビー服(ウェア)、おむつなど消耗品については、8ヵ月頃をメドに準備しておくと良いでしょう。購入したら水通しをして、いつでも着せられる準備をします。
-
できれば店頭で実物を確認!
気になるアイテムがあれば、実際に店頭で実物を見ておきましょう。事前に確認しておけば、妊娠後期の外出が大変な時期でも、ネットで安心して購入できます。また、チャイルドシートやベビーカーなど、大きな箱に入って届くものは、使用するのが少し先でも、産前に購入しておくのもおすすめ。実際に箱から出して使い方をチェックできるので、慌てることなく使い始められます。もし産後に購入する場合でも、下調べだけは済ませておきましょう。そうすることで、産後にスムーズに購入できます。
妊娠時期に応じた出産準備のコツ

ベビー用品を失敗せずに準備するためには、どんなことに気を付けると良いでしょうか?ここでは、妊娠時期に応じてうまく準備を進めるためのポイントを2つご紹介します。
-
早めに、赤ちゃんとの生活や生まれる季節をイメージ
まず知っておきたいのが、ベビー用品の優先度は環境によって変わるということです。先輩ママやママ友にとって「不要だった」というアイテムが、自分にとっては「必要だった」ということもよくあります。
そのため、購入を始める前に、赤ちゃんとの生活を具体的にイメージしながら、自分たちにとって必要なものを書き出してみましょう。身の回りの環境や、交通手段まで想像できると◎です。
また、肌着やベビー服など、生まれ月によって用意するべきものが変わる場合もあります。出産準備を妊娠6ヵ月頃に始めるとすれば、生まれるのは3~4ヵ月後になり、季節は先に進みます。特に、生まれ月が夏、冬になる場合は肌着やベビー服に注意しましょう。
-
コンビ「プレママ・プレパパレッスン」や両親学級を活用
これから1人目を迎えるママ・パパにとって、出産準備は不安がたくさんあると思います。「赤ちゃんとの生活をイメージ」といっても、具体的に何から始めれば良いか、困ってしまうかもしれません。
そこで活用したいのが、自治体や産院で開催されている両親学級や、コンビ「プレママ・プレパパレッスン」です。参加することで、産前産後の様子や、赤ちゃんとの生活のイメージが湧いてきます。
特に、コンビ「プレママ・プレパパレッスン」では出産準備をどのように進めればいいか、ベビー用品の選び方など、ママ・パパが知りたい内容を丁寧に教えてくれます。
様々なテーマでレッスンを実施していて、ベビー用品選びで大事になるシチュエーションや、具体的なイメージの仕方をご紹介しているので、我が家に合ったものを選びやすくなりますよ。
妊娠中期【5~7ヵ月頃】にすること

ここからは、妊娠時期に応じて進めておきたい、出産準備のやることリストをご紹介します。
まず、妊娠中期(5~7ヵ月頃)から「プレママ・プレパパレッスン」や両親学級に参加してみましょう。産前にやっておくべきことや、ベビー用品の選び方などをしっかり確認できますよ。夫婦で参加すると、一緒に出産準備を進められるのでおすすめです。
この時期にやっておくこと
- 赤ちゃんとの生活をイメージしてみる
- コンビ「プレママ・プレパパレッスン」や両親学級に参加する
- 出産準備リストを用意する
- 必要なベビー用品に優先順位をつける
- ベビー用品を店頭で下見する
妊娠中期~後期【7~9ヵ月頃】にすること
出産準備で用意するベビー用品や個数をリストアップしておきましょう。リストを作ったら、店頭などで確認しながら購入を進めていきます。
肌着やベビー服など、買えるものは買っておいてOK。チャイルドシートやベビーカーなど、大きなものは店頭でじっくりと比較検討できると良いですね。コンビ「プレママ・プレパパレッスン」では、ライフスタイルに合ったベビーカーや、チャイルドシートの選び方を学ぶことができるので、参加してみるのもおすすめです。
この時期にやっておくこと
- 下見したベビー用品を比較検討
- 決まったものから購入を進める
妊娠後期【8~10ヵ月頃】にすること
購入した肌着やベビー服は水通しをしておきましょう。退院時に自動車を利用する場合は、チャイルドシートを正しく取り付けておき、乗せ降ろしの仕方などを予習しておきます。
ベビー用品の購入時期の目安ですが、9ヵ月頃には終えられているとベスト。予定日より出産が早まる場合もあるので、ギリギリで慌てないように余裕をもって進めましょう。また、おむつなどの消耗品は赤ちゃんとの相性もあるので、買い過ぎないよう、1ヵ月分程度の数を用意しておけばOKです。
ママによっては、産休に入ってから一気に準備を進める場合もあると思います。その場合も、産休に入る前の段階で購入するもののリストが用意できていると、スムーズに準備ができます。赤ちゃんとの生活をイメージしておくことがポイントなので、コンビ「プレママ・プレパパレッスン」などを活用しましょう。
また、産後1ヵ月間はお出かけが難しいことも多いです。買い漏れが無いよう、出産準備リストを最終チェックしておきましょう。
産後にお出かけやネットショップでの手続きが難しい場合は、パパや家族が頼りになります。「産後に購入する予定のリスト」や「いざという時、これを注文してね!のリスト」を準備して、家族で共有しておくと安心です。また、いつでも入院できるよう、入院グッズを用意しておきましょう。
この時期にやっておくこと
- リストアップしたアイテムを購入
- すぐに使用できるよう水通しをしたり、使い方を確認する
- 買い漏れが無いかを最終チェック
- 入院グッズを準備しておく
- 「産後の買い物リスト」「いざという時の注文リスト」を家族で共有
産後にすること

産前に購入したおむつやガーゼタオルなど、消耗品が足りなくなったら買い足しましょう。おむつはサイズや、相性が合う・合わないなどがあるので、赤ちゃんに馴染むものを購入したいです。
肌着やベビー服は、3~4ヵ月頃にサイズアップや季節の変わり目を迎えることが多いです。ただ、タイミングは個人差が大きいので、大き目サイズのベビー服は産前に用意するより、必要になったら買い足すのがおすすめ。また、出産直後はママも余裕が無いことが多いです。買い物などはパパや家族に積極的に頼りましょう。
さらに、生後5~6ヵ月頃からは離乳食がはじまり、赤ちゃんの動きも活発になって行動範囲が広がります。危険防止グッズやいたずら防止グッズ、離乳食グッズなどを追加で買い足しましょう。
この時期にやること
- 赤ちゃんに合った消耗品(おむつ、おしりふき、ベビークリームなど)を買い足す
- 足りなくなった肌着やベビー服を買い足す
- 3ヵ月頃から、季節・成長に合わせてサイズアップした肌着・ベビー服に切り替え
- 3~4ヵ月頃から、赤ちゃんの様子を見ながら危険防止グッズ・いたずら防止グッズを準備
- 5~6ヵ月頃からは離乳食関連のグッズを準備
産前に用意する最低限のベビー用品
出産準備のスケジュールを確認したら、最低限の出産準備グッズをチェックしておきましょう。赤ちゃんの生活は「寝る」「授乳する」「排泄する」「沐浴」「お着替え」を繰り返します。そのため、これらに関するグッズは優先順位が高くなります。
自動車を利用する場合は、チャイルドシートも必須アイテム。退院時から必要になるので、忘れずに用意しましょう。
何に使うグッズ? | アイテム |
---|---|
産前産後アイテム | マタニティウェア、マタニティブラジャー など |
肌着・ベビー服 | 短肌着、コンビ肌着、新生児ドレス、カバーオール など |
ねんねグッズ | ベビーふとん |
授乳グッズ | 母乳パッド、哺乳びん、 哺乳びん用洗剤、 除菌用品、 授乳クッション など |
沐浴・おふろグッズ | ベビーバス、バスタオル、 沐浴用ガーゼ、 ベビーソープ など |
ケアグッズ | ガーゼハンカチ、 ベビー用つめきり、 体温計 など |
おむつグッズ | おむつ、おしりふき など |
おでかけグッズ | チャイルドシート、 ベビーカー、抱っこひも など |
先輩ママからのアドバイス
実際に子育てを経験した先輩ママは、いつ頃から出産準備を始めたのでしょう?ここでは、コンビ「プレママ・プレパパレッスン」にご参加いただいた、先輩ママの体験談・アドバイスをご紹介します。
-
- アドバイス1
-
子供が産まれてからだと忙しいので、ある程度ものは揃えておいた方がラクでよかったです。
-
- アドバイス2
-
産後2ヶ月で必要になるものは極力購入、または迷っているならどれをどこで買うか決めておいた方がいいと思いました。産後は精神的にも時間的にも余裕がなく、誰かに買ってもらうにも選ぶ余裕がないので、時間のあるうちにクチコミを見たり、現物を見に行ったり、準備した方がいいと思いました。
-
- アドバイス3
-
家事を手抜きできるグッズは妊娠中に揃えておくことを強くおすすめします。産後はネットや店頭で比較検討する時間もとれません。家事分担は妊娠中にしっかり話しておくべきだと思います。産後は夫の家事教育をやる時間もなかなか取れないため、結局自分がやってしまい、いっぱいいっぱいになってしまっています。
-
- アドバイス4
-
あまり準備に気を引き締めすぎなくていいと思います。あとは、自分がどれだけ楽できるかを考えてグッズを集めるといいと思います。あまり使わなかったとしても、使えたときに休めたのであればそのグッズに助けられたのだと思います。
コンビ「プレママ・プレパパレッスン」で赤ちゃんとの生活をイメージしてみよう!
出産準備は赤ちゃんとの生活をイメージすることから始めると、とてもスムーズに進められます。コンビ「プレママ・プレパパレッスン」では、「赤ちゃんとの生活をイメージする」コンテンツや、「出産準備のポイントを学べる」コンテンツなど、色々なテーマで開催しています。妊娠月齢に合わせて、ぜひ参加してみてください。
レッスンに参加した先輩ママの感想
-
- アドバイス2
-
雑誌も広告が多く何を参考にすべきか分からないものもありましたが、コンビ「プレママ・プレパパレッスン」にとても助けられました。無駄な営業トークがあるわけではなく、実際に必要な場面を教えてくださり、その上で商品の説明をしていただけるので、はじめての子育てでもイメージがつきやすかったです。また産後、実際に困った時にレッスンで聞いた話を思い出すこともできたので購入もしやすかったです。自身の子育てにおいて、とっても役立ってくれています。